「石井記念友愛社」とその周辺の森や関連施設などで展開されている出来事や企
画などをお知らせするホームページ上のスペースを「じゅうじの森」と名付けました。


募集!!
石井記念友愛社の児童養護施設、保育園で働いて下さる方を募集しています。
(来春3月卒業予定者も募集しています)。
・職種 保育士・児童指導員で正職および臨時職員
・年齢 20歳〜55歳くらい
・待遇 当法人の規定により決まります。
*詳しくはお電話でお尋ね下さい。


自然布「楮布(こうぞふ)を織る

茶臼原自然芸術館の冬の恒例の事業「自然布の織り」を今年も行います。




山野に自生する「楮(コウゾ)を採集し、繊維を採り、糸にして、
古代の布「楮布」を織り上げます。
楮の繊維で織られた布は、古来、「木綿(ユフ)」「太布(タフ)」などと呼ばれ、
衣類や神が降臨する御幣などに用いられました。
茶臼原の台地に点在する楮の群生地で採集し、茶臼原自然芸術館の広場に作った
かまどで、蒸す工程から繊維の採集、織りまでを連続して行います。
楮を採集することは、原材料を自然からいただき、古来の技法を復元しながら
自生地を保護・整備し、素材としての楮を育て、
ゆたかな里山の森を回復させてゆく作業でもあります。



当日、ボランティアでの参加、見学などをお待ちしています。

□ 期間 2012年2月6日〜10日
□ 工程 この3日間で楮の採集から蒸し、繊維の取り出しまでを行います。
*楮の繊維を使っての「織り」は別の日程で行います。
□楮による自然布の素材採集から織りまでの全工程を
茶臼原自然芸術館の障害をお持ちの通所者の皆さんと共同で行います。



ドラム缶を利用した簡易な方法ですが、立派な繊維が採れます。
*写真は1011年までの記録から

参加ご希望の方は
茶臼原自然芸術館TEL0983-32-4607
担当/横田・江原までお申込み下さい。


『人は自然を開墾し、自然は人を開拓す』 明治45年 石井十次



2011年 石井記念友愛社 収穫記念感謝祭
とき 2011年11月23日(水)
ところ 石井記念友愛社友愛広場


 口蹄疫事件から立ち上がり始めた3月、東日本一帯は未曾有の大地震に
襲われ、多くの人の命が奪われました。家はもちろん多くの田や畑が流され
放棄されたままです。自然の恐ろしさを痛感させられ続けています。
 このみ宮崎茶臼原大地は、今、収穫の時を迎えることができています。山
も野も畑も何事もなかったかのように、太陽の下で輝いています。
 色々あったけど、太陽と自然と様々な命、そして天に謙虚に感謝したいと
思います。また、この大地・自然をずっと守り育てて来た先輩諸氏、それから、
現在、ご支援くださっている多くの方々にも、感謝したいと思います。
 さて、今年の石井記念友愛社の収穫感謝祭は11月23日(水)に行います。
石井記念友愛園、ひかり保育園、のゆり保育園、やまばと保育園、にっしん
保育園、こひつじ保育園、明倫保育園、十文字保育園、都農保育園、尾鈴
保育園、茶臼原自然芸術館の共同主催です。また、11月19日(土)に、
西都市の医療法人隆徳会との共同主催で、感謝の森コンサートを行います。
どちらも、どなたでも自由に参加できます。
 ともに収穫を喜び、感謝しましょう。



*写真は昨年の収穫感謝祭風景



2011石井十次交流会
2011年8月28日
「天は父なり 人は同胞なれば 互いに相信じ 相愛すべきこと」
大正2年石井十次
石井十次の生誕の地、『高鍋』に集まり、石井十次の『愛』の
和・輪・環を再確認し、日本人本来の心・魂を取り戻そう。

・日時 2011年8月28日(日)
・会場 「ホテル四季亭」宮崎県高鍋町北高鍋369
рO983−23−0043
・主催 社会福祉法人石井記念友愛社
〒884−0120 宮崎県木城町椎木644−1
Tel0983−32−2025Fax0983−32−3916
・後援石井記念友愛社後援会「石井十次の会」

1、映画 「大地の詩―留岡幸助物語―」上映
・時間 午前9時30分〜11時30分
・会場 ホテル四季亭 ・定員200名
・鑑賞料 大人1500円(前売り券1200円)
こども(小学生・中学生)1000円(前売り券800円)
2、石井十次セミナー
・時間 午後1時〜4時40分 ・定員200円
・会場  ホテル四季亭 ・参加費500円(資料等)
主催者挨拶 午後1時〜1時25分

(1)講演 午後1時30分〜3時
講師 大原謙一郎氏(大原美術館理事長)
演題 『大原孫三郎、石井十次、児嶋虎二郎の残した福祉文化』(仮題)

(2)講義 午後3時10分〜4時40分
講師 滝澤民夫氏(早稲田大学講師)
演題 『青年とふるさと ―石井十次と日向教会初代牧師増野悦興の出会い―』

3、懇談会(交流会)
〜石井十次について自由に論じ合っていただきます。新しいご縁作りの機会でもあります。
・時間 午後5時30分〜7時30分 ・会場 ホテル四季亭
・会費 2500円(食事・飲み物代)
*セミナーと懇談会に参加ご希望の方は、ハガキかファックスで、セミナー参加希望、懇談会参加希望と書いて
8月22日までにお出し下さい。電話での予約は受け付けません。先着200名まで。県外からの参加者は、ホテル
四季亭に宿泊もできます。直接ホテルにお尋ね下さい。映画については別に入場券を発行しましすが、一緒に
申し込んで下さっても結構です。定員になり次第締め切らせていただきます。個人情報は他には使用しません。


茶臼原自然芸術館作品展
会場 祈りの丘空想ギャラリー
会期 2011年5月3日〜31日

新緑が輝く茶臼原の森にたたずむ旧・教会を改装した「祈りの丘空想ギャラリー」で
「茶臼原自然芸術館作品展」が開催されています。
芸術館の通所者さんが撮った写真、描いた絵、それに添えられた言葉などが、
それぞれの心の記録にもなり、施設全体の成長の記録にもなっていて、
それが訪れた人たちの心に響くのだと思われます。
本格的な梅雨入りで、静かな雨が降り続く中、作品展には
多くの方が訪れて下さり、メッセージを残して下さっています。
その中から主なものを転載します。



 
 ◇
とても優しい絵で癒されました。織物は色がとてもキレイです。
写真は空気感があって、シラサギの作品が好きです。
   (福岡県・女性)
 ◇
幼い頃、五右衛門風呂で楮の枝をゆでている時、お芋を蒸してもらって
食べていたのを思い出しました。楮の香りが移った味のお芋でした。
  (宮崎市・女性)
 ◇
心もきれいになりました。ありがとう。
        (木城町比木・女性)
 ◇
心強い織りと やさしい言葉
次、も、また・・・
ありがとうございました。
  (木城町・女性)
 ◇
夕月さん ありがとう。
私も 絵と文
かいてみるね。
      (木城町・女性)
 ◇
絵も写真も素敵で、ずーっと見入ってしまいました。
夕月さんとモーちゃんの作品をもっともっと見たいと思いました。
これからも楽しみに待っています。
  (木城町女性)
 ◇
絵の色彩がとても好きです。
さわやかな今の季節みたいですね。
4枚組のフォト日記10の写真、叱られたモーちゃんの心が
軽くなっていく様子がすごく伝わってきましたよ。
これからも楽しんで捜索して下さいね。
      (Rg)
  ◇


2011春 森の草木染め
 
「山桜」による染めと織り 

   

「茶臼原自然芸術館」では、周辺の山野に自生する植物を採集し、その繊維から糸をとり、布を織り上げる
「自然布」の制作と並行して「森の草木染め」を行っています。自然から得られる色彩はゆたかで、
温かく、そしてやわらかく人の心を癒してくれます。
 春3月下旬はは「山桜」による染色の季節です。開花を前に、蕾を一杯に膨らませた枝を少しだけいただき、
染めるのです。絹糸が、まるで桜の精がたち現れたかのような艶やかな淡紅色に染まります。
採集してきた山桜で当館通所者の皆さんが染める作業を行います。
さまざまな障がいを持ちながらも、明るく、たくましく仕事を続ける方たちと
森の恵みをいただき、自然の神秘を学ぶのです。






お問い合わせは、茶臼原自然芸術館 担当 横田または江原へどうぞ。
 


2011・自然布のぬくもり
[楮(こうぞ)採り]

例年になく厳しい寒さが続いています。
茶臼原自然芸術館では、この季節に、楮の採集を行います。
楮は山野に自生するつる性の植物で、和紙の原料として知られますが、
古くからこの繊維を採り、糸にして布を織りました。
水にさらすと白くなるこの繊維は神が宿る依り代「木綿(ゆふ)」としても
用いられました。これが御幣の原型です。
また使い込むほどにやわらかくなり暖かなこの繊維は
縄文時代から近世まで、庶民の衣類の素材として使われ続けたのです。
近年、楮、葛、麻、藤などの繊維を用いた布が「自然布」と呼ばれ、注目されています。
茶臼原自然芸術館では開館当初から、この自然布の制作に取り組んでいます。
楮は、その繊維が固く引き締まった冬の間に山に入り、一年分の素材を採集しておくのです。




1 山に入る
茶臼原台地に広がる友愛社の敷地の一角に「うちゅうの泉」と名付けられた小さな泉があり、
その付近に楮が自生しています。毎年、ここで採集します。今年は、昨年、採り残しておいた小さな茎が成長
し、
切り株からも沢山の芽が出て、立派な楮の採集地となっていました。



2 楮を刈り取る
楮の群生地に入り、刈り取ります。この時、全部を刈り取らずに、細い茎(幹)を残しておきます。
それがまた来年成長し、切り株から芽を出したものとともに次に刈り取る素材となります。
山から素材を「いただく」時、節度をもって接すれば、「山=自然」は無限の素材を提供してくれるのです。
 


 
3 楮を束にして持ち帰る
刈り取った楮は、束にして持ち帰ります。
それから小枝を払い、長さをそろえて、「蒸し」の工程に入ります。

 

4 楮を蒸す 
採集してきた楮は楮は束にしておき、二日目から蒸す作業に入ります。


 

私たちの「蒸し器」はドラム缶を利用したもの。昔はどの地域にも円錐形の「蒸し器」がありましたが、
今は民俗資料館の展示品としてわずかに残る程度です。


 
5 楮の皮を剥ぐ
蒸し上がった楮の皮を剥ぎます。

 
7 叩く
楮の皮を木槌で叩きます。これで繊維がやわらかくなるとともに、黒い表皮が
取れやすくなります。この叩く時の音がこつこつと周囲の森に響きます。
この後、灰のアクで煮る、籾殻をまぶして脚で踏む、水流にさらすなどの工程があります。
これらが表皮を取り除き、靭皮繊維と呼ばれる幹と表皮の間の白い繊維を取り出す作業です。
それがすむと、一晩、寒にさらす工程があります。今年は例年になく寒い日がつづいているので、
繊維がよく凍ることでしょう。「寒晒し」により、繊維がよりやわらかくなり、白さを増すといいます。

この工程を経て、ようやく繊維を裂き、糸を作り、布を織る作業に入ります。
詳細はこのホームページの中の「自然布を織る」をご覧ください。


友愛社収穫感謝祭



2010年11月23日、勤労感謝の日に収穫感謝祭が石井記念友愛園にて
友愛園・のゆり保育園・ひかり保育園・やまばと保育園・にっしん保育園・こひつじ保育園・
明倫保育園・十文字保育園・茶臼原自然芸術館の合同主催で行われました。
前日の雨が嘘のようなに晴れ渡る中、沢山の方にご来場いただきました。
収穫祭では、子ども達が一生懸命に育てた野菜を使って作った
大地カレー、ぜんざい、芋ちゃんクッキー、茶臼原元気パン、おでん、
わたがし、ポップコーン当の屋台が並び、来場客のみなさんに
日頃の感謝の気持ちとして無料でふるまわれました。
会場では、石井十次先生の歌の合唱を皮切りに、保育園児の遊戯、
もちつき、空手道型〜演舞・分解(友愛園園児)、オカリナ演奏、
和太鼓(西都古墳太鼓の皆様)、農産物販売や展示(茶臼原自然芸術館)
等が行われ、可愛らしい演技と、魂を揺さぶる太鼓の音、オカリナの涼しげな音色が
晴れ渡る友愛園の空に響き渡り、とても盛り上がりました。

労作展も、三友館には園児や賛同者の方々の作品、労作作文。
祈りの丘空想ギャラリーには保育園児のすばらしい作品が展示されました。
天気にも恵まれ、今年も無事に収穫祭を終えることができました。
石井十次の会の皆様、地域の婦人会のむ皆様、賛同者の皆様、
ボランティアで参加していただいた皆様、そしてご来場して下さった皆様の
おかげです。皆様の温かいご協力を心から感謝いたします。





石井十次交流会





2010年8月29日、毎年恒例の
石井十次交流会が
高鍋町ホテル四季亭で開催されました。 
 当日は、講演会:講師:安部三十郎氏(米沢市市長)
演題:「歴史に学んで立ちあがろう! 秋月種茂、上杉鷹山から学ぶ地域の復興」

 講義:講師:安東邦昭氏(元韓国蔚山大学教授)
演題:「氏はわが党の人なりー石井十次と岡山孤児院を支えた関門北九州の人々ー」
などがあり、会場では、友愛社関連の書籍や資料、
茶臼原自然芸術館も染め織り製品の販売、お野菜の販売なやどもあり
好評をいただくとともに、
石井十次について、自由で闊達な意見交換の場となりました。
御来場頂いた方、講師の先生方、スタッフの皆さん、ありがとうございました。




ゆうあいショップ
開店しました。



「ゆうあいショップ」は、茶臼原自然芸術館で制作された
染織作品「じゅうじ織り」や「じゅうじ染め」
「じゅうじ農園」の農産物などをご紹介し、通信販売するコーナーです。

当館は開館してまだ一年ですが、少しずつ作品が揃ってきました。
このホームぺーじで紹介しながら、充実させてゆく予定です。
よろしくお願いします。

展示作品(商品)についてのお問い合わせは
茶臼原自然芸術館
Tel・Fax0983-32-4607

 メールアドレス:yuuaisya-shizengeijyutukann@kijo.jp
 担当/江原・横田・高見までお願いします。

ゆうあいショップは、まず「裂き織り」から公開しています。
展示作品(商品)についてはゆうあいショップのページをご覧ください。




裂き織りは究極のリサイクル


友愛社理事長・児嶋草次郎の知り合いの方から、「古着」のご寄贈がありました。
段ボール箱に詰められ、送られてきた大量の衣類は、その方が、
大切に身につけておられた絹や木綿などの趣味の良い着物類で、
古き良き時代の着物姿の女性を思い浮かべさせてくれるものでした。



古くなって使われなくなった衣類や布団地などの布類は、かつては「ボロ」として
捨てられる運命にありましたが、近年では、「古布」と呼ばれ、パッチワークの素材や
「古布の服」、「アンティーク着物」などとして再利用され、さまざまな用途が生まれています。
一本一本の糸を手仕事で生み出してきた「素材=生地」としての実力が、
新たな価値観を産み出し、現代生活にマッチするかたちでよみがえったのです。



茶臼原自然芸術館では、開館以来、この「古布」を利用した「裂き織り」
に取り組んでいます。「裂き織り」とは、古い衣類などをほどいて元の「布」にもどし、
それを細く裂いて糸とし、よこ糸に織りこんで、再び「布」として織りあげたものです。
もとのデザインや用途から離れ、再び新しいいのちを得た布たちは
斬新なデザインと提案力を合わせ持ちながら、新しいジャンルを開拓したのです。
「裂き織り」は、ひとすじの糸も一切れの布も大切に使い続けて来た日本の女性の
「もの」をいとおしむやさしい心が産み出した「究極のリサイクル作品」といえるでしょう。



「裂き織り」は、まず「素材=古布」を選別する作業から始まります。「布」には絹、木綿、
麻、ウール、化学繊維などの種類があり、それぞれの繊維によって、
用途やデザインが違ってくるのです。次に選り分けられた布を
洗って干し、それから細く裂いてゆきます。
年月を経て、たて糸が弱くなっている場合はハサミで切ることもあります。
この細い布が次の作品を作りだす「よこ糸」となります。



裂き布が準備されたら、織り機に糸を仕掛けます。たて糸には主に木綿糸を用います。
たて糸の配色と、よこ糸に入れる裂き布の組み合わせによって、
さまざまなデザインの布が織りあげられてゆきます。




茶臼原の鯉のぼり



新緑に映える茶臼原台地の大空を二百匹を越える鯉のぼりが泳いで゜います。
この鯉のぼりは、石井十次墓地に隣接する広大な茶畑と農地の上空を飾るため、
全国の支援者の方々から贈られたものです。
この取り組みは、2007年に石井記念友愛社の後援会「石井十次の会」の
呼びかけで始まり、今では、茶臼原の五月の風物詩となっているのです。

現地に立つ案内板には次のように記されています。


今から約100年前、茶臼原台地に石井十次が岡山孤児院から、
四百余名の児童少年達と鍬ひとつで広い原野を開墾しながら学び働きながら移り住みました。
十次は人の子が人間として自立・自治への道を授けました。少年達は幼くして病に倒れる者もありましたが、
多くは長じて立派な社会人となられました。石井十次墓園には、十次慈愛の御生涯にかかわる
親族・元孤児達の墓標が今も心つながるように佇んでおります。
昭和20年(1945)10月、石井記念友愛社が生まれ、この福祉理念事業に
多くの厚情・無私のご奉仕・支援を賜りつつ、今日、友愛社後援会「支える会」発足10年を迎え
茶臼原の聖なる大空に、全国の皆様方から寄せられた御心こもる鯉のぼりを捧げさせていただきます。
 二00七年五月 社会福祉法人石井記念友愛社  後援会友愛社を支える会

 

2010年1月
友愛園のお正月



元日の朝は強烈な寒さだったけれど、日が昇ると気温も上がり、穏やかな正月となりました。
早くも、日本水仙が白い花を開き、その陽ざしを受け止めています。
 友愛社の本館・友愛園には、朝から多くの来訪者があります。
里帰りした卒園生や成人式を迎えて着飾った卒園生などが、
父親代わり・母親代わりとなって育ててくれた理事長や職員の先生たちに挨拶に訪れるのです。
友愛園で育った卒園生にとっては、この茶臼原と友愛社こそが「ふるさと」なのです。
 午前10時頃になると、友愛園の食堂に、子どもたちと理事長以下友愛社の職員・指導員などが集まります。
50人ほどが生活する友愛園では正月に実家に帰る子どもたちもいますが、ここでお正月を迎える子も多いのです。
部屋に和やかで親密な空気が流れます。
理事長の年頭あいさつの後、調理師さんとボランティアの皆さんが心を込めて作ってくれた正月料理をいただき、
各自、去年一年の反省と年頭の決意を述べます。どんな小さな子も、健気に立って、今年の目標を語るのです。
 こうして、友愛社と友愛園の一年が始まりました。世の中はめまぐるしく変わっていきますが、
ここには、石井十次とその後に続く人たちが築いてきた百年の歴史があり、
がっしりとそれを受け止める茶臼原の大地と自然があるのです。
今年もゆるやかな時間に抱かれて、しっかりと確実な歩みが進められてゆくことでしょう。  



グループ・ケアホーム/天命館のこと

天命館が開館して、約半年がすぎました。天命館は様々な障害をもつ皆さんが、共同で生活しながら、自立と社会参加への道をさぐるグループホームです。ここで暮らしながら、同じ敷地内こにある「茶臼原自然芸術館」で自然布や染色の仕事をしたり、」「じゅうじ農園」で無農薬の農業に参加したりすることができます。この天命館の建物は、石井十次の仕事を引き継ぎ、戦後の復興期を支えた施設です。2009年、「茶臼原自然芸術館」の完成に合わせ、改築・改装して利用できるようになりました。広大な茶臼原の森に囲まれた施設の定員は6人で、まだ数人の利用枠があります。宮崎県外からの移住も可能ですので、下記連絡先にお問い合わせ下さい。開館時の紹介文を転載します。

  

2007年は、石井十次が最初に児童一人を救い「岡山孤児院」を立ち上げ、宮崎のこの地に将来の理想郷づくりを夢見て土地を求め始めてから、ちょうど120年目の年になります。また2008年は武者小路実篤がこの地に理想郷「新しき村」作りを試み始めてから、90年目の年になります。その節目の年に私たちはこの木城町から西都市にまたがる茶臼原台地で、「第三の理想郷つくり」ともいうべき「茶臼原自然芸術館」と「天命館」を立ち上げました。「茶臼原自然芸術館」は、この地に自生する植物から繊維を採り、糸をつくり、「自然布」を織り上げる工房と、無農薬の農業を実践しながら、障害者の自立を支援する施設です。「天命館」は、様々な障害をお持ちの方々が互いに寄り添い、協力し合って生活をする共同生活援助(3人定員)、共同生活介護(3人定員)合計6人の定員です。


障害者共同生活援助・介護事業所 天命館
 西都市穂北5248−12

TEL0983−32−4607
(茶臼原自然芸術館・江原または橋口)


じゅうじ織りとじゅうじ染め


 


「茶臼原自然芸術館」では、通所者の皆さんとボランティアスタッフ、職員などが協働して制作した「自然布」による作品を「じゅうじ織り」、草木染めや藍染めの作品を「じゅうじ染め」と名付けました。かつて石井十次が行った染織の事業にちなむ命名です。これらのストール、帽子、携帯電話ケースや一輪差しは、門川町の古民家ギャラリー「陽だまりの家」で開催される延岡・日向地域の染色仲間のグループ展「秋の手作り作品展」と、東京・京橋のギャラリー「アートスペース繭」で開催された「月下の仮面祭」に協賛出品され、デビュー。自然布とは、周辺の山野や森から素材を採集し、糸を採り、織った作品のことです。「裂き織り」とは古い着物などを細かく裂いて横糸に織り込んだ布のことで「究極のリサイクル」と呼ばれます。染色は、茶臼原の森から得られる草木を用いて、丁寧に染め上げます。素材はタイ産のシルクで、帽子、ストール、ハンカチ、マフラーやジャケットなどの衣類が主です。二つのギャラリーでの展示会はいずれも好評で、多くのお客さんの目に止まりお買い上げいただきました。今後の作品作りの課題も多く得られて収穫の多いデビュー展示でした。

INDEX

トップページ

ゆうあい通信1


ゆうあい通信2

ゆうあい通信3

石井記念友愛園

 石井十次資料館

石井十次の本

石井十次墓地

石井十次の会

 茶臼原自然芸術館

じゅうじ農園

自然布を織る

森の草木染め

障害者共同生活援助介護事業所 天命館

のゆり保育園

ひかり保育園

やまばと保育園

十文字保育園

明倫保育園

にっしん保育園

  じゅうじの家
デイサービスセンター

小規模児童養護施設
 
じゅうじの家


こひつじ保育園

こひつじ
デイサービスセンター

祈りの丘空想ギャラリー

森の空想ミュージアム/九州民俗仮面美術館

茶臼原の森で

ゆうあいショップ!

映画・石井のお父
さんありがとう


ゆうあいブログ

石井記念友愛社が運営する「こひつじ保育園」に併設する施設です。ここでは、お年寄り同士がふれあい、趣味を楽しむことができる場を提供し、入浴・昼食・レクリエーションや機能訓練を行います。日帰りの利用ですが、寝たきりや引きこもりの予防、在宅介護でのご家族の負担の軽減など、心身の健康を保つことができるサービスの提供を目的としている家庭的なデイサービスです。また、保育園が併設しているため、朝のこどもたちの出迎えや、おいしい昼食、誕生会や絵本の読み聞かせなど、こどもたちや保育職員との日常的な交流楽しむことができます。こどもたちの活発で明るい笑顔を通して、利用者の皆様に楽しんで頂きながら家族的な雰囲気を味わうことができるよう努めています。






石井十次は「アア美なるかな尾鈴山 アア壮なるかな太平洋」と謳い、児湯地域を人間形成に適した場所であると考えていました。東都農地区は、まさにその情景に合った素晴らしい自然環境です。その中に立つ尾鈴保育園は、平成23年4月に都農町立ひがし保育所の移譲を受け、石井記念友愛社の運営となった保育園です。国道10号線の西側、都農東小学校の北側程近い場所に位置しています。家庭的な園舎と広々とした園庭を有し、子ども達は、のびのびと園生活を送っています。石井十次の「愛の教育」を基本とし、子ども達一人ひとりが愛されていることを実感しながら生きる力と豊かな心を育めるよう、温かい人的・物的環境と遊びを通した豊富な体験の提供を心掛けています。また、子育て家庭の支えとなれるよう多様な保育ニーズにも徐々に応えていきます。そして、地域の方々に気軽に立ち寄って
頂ける、地域の福祉向上のために少しでも役立つ事の出来る保育園を目指します


友愛社ホームページ
じゅうじの森

染めと織り・自然布

石井記念にっしん保育園
  高鍋町北高鍋1264

  児童養護施設
 石井記念有隣園
都城市平塚町2880

石井十次の業績と友
愛社の歴史を伝える

 石井十次資料館

 自然布の染織と農業
 茶臼原自然芸術館

 木城町椎木603−1

障害者共同生活援助介護事業所 天命館
 西都市穂北5248−12

社会福祉法人石井記念友愛社
     宮崎県木城町椎木644−1
   TEL0983−32−2025FX0983−32−3916

石井記念尾鈴保育園

舞鶴城址を見上げる高鍋町の静かな住宅地の中にあり、高鍋藩校・明倫館跡、町立図書館、町立美術館、老人デイサービスセンターなどが周囲に点在する当園は、明倫文化発祥の地に位置し、こどもたちの発育環境にとって最高の文化環境に恵まれています。
それらの公的施設と関わりを持ったり、保護者が安心できる子育ての場となるような環境づくりや交流をはかりながら、地域の信頼が得られるような運営をめざしています。また、「一時保育」「休日保育」「延長保育」にも取り組み、保護者のニーズに応じています。
「お花の日」「地域の文化を知ろう」を通して、神楽、お花、日本舞踊など、日本の文化に触れたり、日本の伝統行事・伝承遊びにも力を入れています。
石井十次の「愛の精神」をめざし、優しい心、強い心に育つ保育をめざしています。

石井記念友愛園

石井記念友愛社の構成

こひつじ保育園

じゅうじの家

茶臼原台地の東のはずれ、耳をすますと日向灘の海の音が聞こえるほどの場所にあるやまばと保育園は、とんがり屋根の赤い園舎が目立ちます。周囲には静かな牛牧の集落が、ひろびろとした農地と防風林に囲まれてたたずみ、上空を、やわらかな風が季節の色を映して光りながら通り過ぎてゆきます。園の朝は好きな遊びで、自分で学ぶ力を育てます。近くにある高鍋湿原へのお散歩と自然観察も楽しみ。春の田植え、遠足、夏祭りとプール開き、秋の稲刈りと収穫感謝祭、冬のクリスマス、凧揚げなど、四季を通じて、石井十次の「愛と心の」教育を実践しながら、一人ひとりのこどもの育ちを尊重し、感謝の心や他人の気持ちを思いやる優しい心が育つ保育をめざします。

「じゅうじの家デイサービスセンター」は、高鍋の街中にあり、「にっしん保育園」と「じゅうじの家小規模養護施設」を併設していいる全国でも珍しい複合施設です。それぞれの施設が手を取り合い、協同した成り立っています。定員10名という少人数の家庭的・家族的な環境で、きめ細かなサービスの提供を行っています。また、「一日無料体験(送迎・昼食付)」を実施し、デイサービス(通所介護)の体験をしていただいています(要予約)。これは、介護度等問いませんので、どなたでもご利用できます。どうぞ、レクリエーションや食事を交えながらの交流をお楽しみ下さい。自費利用も実施しています。こども花に囲まれた癒しの空間をぜひ一度、体感してみませんか?
*じゅうじの家デイは心のリハビリを目指しています。@あたたかな家庭的雰囲気とこどもとのふれあいA心のこもった料理と家庭サービスB花や野菜づくりを通した癒し空間


2007年は、石井十次が、最初に児童一人を救い、「岡山孤児院」を立ち上げ、宮崎のこの地に将来の理想郷づくりをもとめて土地を求め始めてからちょうど120年目の年にあたりました。また、2008年は武者小路実篤がこの地に理想郷「新しき村」づくりを試み始めてから90年目の年でした。その節目の年に、この茶臼原台地に第三の理想郷づくりともいうべき「茶臼原自然芸術館」と「天命館」が開館しました。この二つの施設は、障害を持つ方々が染織と農業の技術を身につけることで、地域の中で「就労・自立」を実現することを目指しています。具体的には、茶臼原の豊かな自然の中から採集した素材から糸を採り、布を織り上げる「自然布」を中心とした染織作業と、有機農法を軸とした農業の実践です。障害を持った方々と健常者とが協働し、自らの秘めた力を掘り起こし、新しい地域文化の創造を実現することを目指します。石井十次がこの茶臼原大地に福祉の理想郷を描こうとしたように、これから、新しい「福祉と芸術と農業」をひとつにした理想郷づくりの挑戦が始まるのです。

石井十次資料館は、石井記念友愛社の敷地の中にある施設で、石井十次の生涯とその足跡・記録等を保存・展示してある施設です。十次は、慶応元年(1865)宮崎県児湯郡上江村(現在の高鍋町)生まれ。15歳で海軍士官を志しますが、病気にかかり帰郷。16歳で結婚し上江小学校の教師となりました。半年後、警察署の書記になったものの難病を患い、診察を受けた医師に勧められて岡山の医学学校へ入学。診療所で実習している時、四国巡礼途上の母と子に出会い、その子供を預かったことをきっかけとして、児童救済事業に入っていきます。その事業は、収容児童が一時期1200人に達するなど、わが国で最初の本格的な孤児院でした。その後、木城町茶臼原に分院を設置し、開拓事業を開始するとともに岡山から児童たちを移住させました。資料館には、48歳で亡くなるまで社会福祉事業に身を捧げた十次関連の資料がぎっしりと詰まっており、来館者に感銘を与えています。

  じゅうじの家
デイサービスセンター
高鍋町北高鍋1262−1

小規模児童養護施設
   じゅうじの家

高鍋町北高鍋1262−1

石井記念こひつじ保育園
 宮崎市広島1−7−18

石井記念こひつじ
デイサービスセンター
宮崎市広島1−7−18

       理念
天は父なり人は同胞なれば
互いに相信じ相愛すべきこと
   〈石井十次の言葉〉

「石井十次の会」は、石井十次の愛と理念を継承して、福祉・文化・教育活動を続けている、石井記念友愛社のさらなる充実発展のために、物心両面から支援しようと結集した会です。十次は自身の制定した「茶臼原憲法」の冒頭で、「天は父なり 人は同胞なれば 互いに相信し 相愛す可き事」と記しています。今の世相を考え、日本の将来に不安を感じる時、今こそ真摯に十次の遺訓を学び実践して道徳的な情操の育成をすべきであると痛感します。石井記念友愛社では、幼児・児童生徒達が師弟同行で十次の心を学びながら、家族的生活を営んでおり、いろいろと事情のあった子供達も、生活に慣れるに従い、落ち着いて明るく成長しています。このような友愛社の子供達の成長ぶりや教育体験は機関紙「友愛通信」「むつび」によって報告されています。石井十次の理念を広く社会に向けて発信し、地域の福祉や教育にも役立ちたいと願って活動を続けています。

友愛社の活動を支える   石井十次の会

祈りの丘空想ギャラリー

友愛社と石井十次の本

ゆうあいショップ

石井十次墓地

じゅうじの家
デイサービスセンター

 

石井記念尾鈴保育園
都農町大字川北18645−1

やまばと保育園

茶臼原自然芸術館

石井記念友愛社後援会
 石井十次の会

   到達目標
 友愛の地域社会つくり

こひつじデイサービスセンター

石井十次資料館

ショップ

  ゆうあい通信
石井記念友愛社の現・理事長児嶋草次郎のエッセイです。友愛社と茶臼原の日常が綴られます。

石井記念ひかり保育園
 
西都市穂北5248−9

石井記念やまばと保育園
 高鍋町上江7676−2

石井記念明倫保育園
高鍋町南高鍋566−5

石井記念十文字保育園
  川南町1567−16

石井記念友愛社・本部の近くにある、自然いっぱいの保育園です。森の中の園舎は木造で、園庭には四季の花が咲きほこり、小屋では羊が昼寝をし、木の上では小鳥のさえずりが聞こえます。ここ、茶臼原の大地は、児童福祉の父・石井十次の理想郷づくりの拠点となったところで、今もその精神が流れています。大自然のふところで愛と文化と自然のふれあいを受け継ぐ保育園です。春には山菜を採って保存食作りをしたり、四季折々の野菜作りや収穫したものを使っての芋煮会など、食育にも力を入れています。保育園で飼育している羊のネネとミミのお世話は、こどもたちと一緒に毎日しています。園の前にある広場では、地域のお年寄りたちとグラウンドゴルフをしたり、歌を歌ったり、寒餅突き凧揚げをしたりして交流しています。晴れた日の保育室は野の草の上や森の大きな木の下です。こどもたちは、野遊び、山遊びをして草や木とふれあい、羊との語り合いを通して、自分たちも自然の中の一員であることを幼いころから感じながら生活をしています。自然との共感、命のいつくしみの感性を育てます。

福祉と芸術の森(石井記念友愛社の関連施設・活動など)

高鍋町は日本の児童福祉の先駆者・石井十次が生まれた土地です。「にっしん保育園」は、十次が通った高鍋藩校「明倫館」の遺風を残す町の中心部にあり、デイサービスセンター・小規模養護施設が隣接する複合施設の中にある未満児保育園です。園内には、赤ちゃんからお年寄りまで楽しめる「おもちゃ美術館」、絵本の貸し出しもしている「図書コーナー」、保育園・幼稚園に在籍していない在宅親子をサポートする「子育て支援センター」、昼間保護者のいない家庭の児童が安心・安全に過ごせる「放課後児童クラブ」などがあり、親鳥がヒナを羽の下に包むように、一人ひとりのこどもたちの純粋な心を見つめ、愛されていると感じとれるようにやさしく保育します。また隣接するデイサービスセンター利用者や、保育園を支援して下さっている多くのボランティアの方々とのふれあい、園舎の屋上緑化などを通して、こどもたちが心豊かに成長できる環境が整っています。どなたでも気軽に遊びにおいで下さい。

明倫保育園

川南町立十文字保育所が民営化され、石井記念友愛社の運営となった保育園です。川南町は開拓の歴史と文化に守られた農村地帯で、当園は、広々とした農村公園と青々とした茶畑がすぐそばにあり、遠く尾鈴の山々が見渡せる自然豊かな環境に囲まれた場所にあります。
石井十次の「愛の教育」を基本とし、自然と触れ合いながら、たくさんのあそびが、経験できるよう、環境を整えて、一人ひとりが素直で心身共に明るく元気なこどもに育つような保育の取り組みに努めます。
また、徐々に多様な保育ニーズにも応えながら、子育て支援の場として、地域の信頼が得られるような保育園作りを目指します。

のゆり保育園

宮崎市の中心部、JR宮崎駅に近い閑静な住宅地の中にある保育園です。園の庭には、大きな常緑樹が植えられていて、緑の木陰を作っています。園庭にある遊具や、象のかたちをしたすべり台、並べられている小さなスコップや落ちているサッカーボールなどさえも、ここで行われている絵本の「読み聞かせ」の一場面のようで、こひつじ保育園の一角が、「まち」の中のメルヘン空間をかたちづくっているのです。園では、就労準備・病気等で一時的に家庭で保育ができない方屋リフレッシュのための「一時保育」と入園しているこどもさんを対象とした「休日保育」、また子育て支援の「育児講座」も行っています。園内には、小さなギャラリーと催し物もできるホールもあります。併設するこひつじデイサービスセンターのお年寄りとこどもたちのふれあいや、わらべうたあそびなども取り入れ、人から愛され、人を愛し、たくましく育つこどもたちのために丁寧な保育をめざしています。

定員6名の地域小規模児童養護施設です。こどもたちは、家庭的な環境(職員二人が住み込み)の中で、生活文化の習得と社会的自立を目指しています。施設には、保育園とデイサービスセンターが隣接し、こどもたちは、デイサービスの利用者の方々と昼食をとったり、レクリエーションをしたりして交流しています。
こどもたちは、ボランティアの方々から、園芸や空手、ピアノなどの指導を受けており、さまざまな体験をさせていただいています。また、地域の行事にも積極的に参加しています。平成19年1月からは、高鍋町より委託を受け、子育て短期支援事業として、トワィライトステイ(夜間一時預かり)を実施し、地域のお子さんを預からせていただいています。希望があればショートステイも実施します。地域に開かれたこどものためのグループホームです。

光と風に包まれた茶臼原台地の真ん中にある保育園です。周りには、児童福祉の父・石井十次とその仲間たちが開拓した農地と茶畑が雄大な米良山脈を背景にしてひろがっています。茶臼原小学校と老人保健施設「菜花園」に隣接し、こどもたちとお年寄りと、花と森に囲まれた保育園です。園のすぐ横には、「きららのもり」という大きな森があります。暗いトンネルのような道をたどって森の中に入ってゆくと、そこは、落ち葉のじゅうたんやドングリ、草の実や木の実などがいっぱいあり、小鳥やノウサギやタヌキ、シカなどもいる、宝箱のような場所です。こどもたちは園と森で遊び、学びます。春は遠出の散歩や野イチゴとり、ヨモギ摘みとダンゴ作り、夏はソーメン流しや七夕祭り、秋は稲刈りと収穫感謝祭、冬はたき火や凧揚げ大会など、四季を通じて、茶臼原の大地が育んだ石井十次の愛と文化と自然とのふれあいを学んでゆきます。

石井記念有隣園は、都城盆地周辺部の高台にあり、園を一歩出ると霧島連山が眼前に広がっています。昭和32年、宮崎県南地方の養護ニーズに応えるため、児童養護施設として設立されました。平成19年には、設立50周年を迎え、記念式典を行い、児童・保護者及び関係者の皆様の前で期待を担うべく気持ちを新たにしました。記念誌も発行、「自分にはたくさんの家族がいるんだ」「自分の故郷と思い、支えにしている」等と、寄稿して下さった方に励ましもいただきました。
定員50人のこどもたちとともに、職員も園内に住み込み、寝食を共にしています。
緑に囲まれ、明るく広々とした空間でこどもたちはのびのびと走り回っています。敷地内には畑もあり、こどもたちと季節の野菜類を育て、収穫し、味わっています。

石井十次の理念を受け継ぎ、@自然主義A家族主義B友愛主義を基本目標に掲げ、こどもの指導処遇に日夜献身しています。

「石井記念友愛園」は、友愛社の中核をなす福祉事業であり、その施設です。ゆったりとした時間と空気が流れる茶臼原の大地で、約50人の子供たちが暮らしています。広々とした敷地内には、種々の花が植えられ、樹木が繁り、古い建物と新しい建物が時代を超えて調和しています。それは石井十次とその仲間たちが、この茶臼原大地を開拓した時代から残し続けてきた、絵・写真・文書・彫刻・石片などともに、訪れてくる鳥や虫たちなどが、全体としての風景をかたちづくっているのです。
ここ茶臼原の地には、このような「友愛社文化」が着実に根付いているといえます。友愛園ではこのような環境の中、子供たちを、慈しみながら教育しています。戦後、石井十次の理念を継承した、「自然主義、家族主義、農業主義」の運営方針を引き継ぎ、多方面な教育活動が展開されているのです。

十文字保育園

ひかり保育園

          方針
   自然主義 健康をつくります
   家族主義 家族をまもります
   友愛主義 家庭をささえます

にっしん保育園

石井記念のゆり保育園
西都市穂北5248−29

  児童養護施設
 石井記念友愛園
木城町椎木644−1

石井十次は、日本における福祉事業の先駆者です。慶応元年(1865)に高鍋町に生まれ、最初は岡山で医学を学んでいましたが、ある貧しい母子との出会いをきっかけに、23歳で本格的な児童救済事業を始めます。岡山孤児院を創設し「児童福祉の父」と呼ばれた十次の元には、一時は1200名もの子どもたちが保護されたといわれます。施設内には私立の小学校も開設され、ユニークな教育も行われました。石井十次が児童福祉の父・福祉の先駆者などと呼ばれるのはこのことによります。

やがて、フランスの思想家ルソーの『エミール』の感化を受けた十次は、 木城町と西都市にまたがる茶臼原で「自然・労作」教育をしようと、 明治27年、岡山からの大移住を開始します。 児童や職員はもとより、建物も解体して茶臼原の地に再現し、そこで理想的な農村共同体を実現するつもりでした。

ところが、大正3年に十次は志半ばで倒れ、その事業はいったん閉じられます。

その後、昭和20年に太平洋戦争被災児救済を目的に再開、『石井記念友愛社』として創設され、児童養護施設や保育園も運営されることになりました。当時の建物はそのまま残され、一角に建てられた資料館には十次の遺品や岡山孤児院のさまざまな資料が保存・展示こされ、十次の偉業を伝えています。

現在の友愛社は、これらの歴史と理念を継承し、約50人の園生が生活する「友愛園」と友愛社が運営する七つの保育園、二つのデイサービス事業、石井十次の生涯と友愛社の歴史を記録する「石井十次資料館」などを中心に運営されており、また、それを支援する後援会「石井十次の会」があります。そして今年(2009)「茶臼原自然芸術館」(障害者就労継続支援型事業)が開館、自然布の染織と無農薬農業の実践を通して障害者の技能習得と自立を支援します。豊かな自然に抱かれた茶臼原の大地で、石井十次がめざした「福祉と芸術が融合した理想郷づくり」の夢の実現へ向けて石井記念友愛社の新しい歴史が刻まれてゆきます。

映画・石井のお父さん
ありがとう 

森の空想ミュージアム
九州民俗仮面美
術館

茶臼原の森で

ゆうあいブログ

リンク集

石井記念有隣園